DeleGate初心者向け手引き簡略版

これ はごく手短かなDeleGate の初心者向け手引きです。詳しくはリファレンスマニュアル Manual.htm関連ドキュメントを 参照して下さい。

最小限これだけは知っときたい

a. DeleGateをHTTP用プロキシとして8080番ポートで使用するには以下のようにします:
    delegated -P8080 SERVER=http
ここで、-Pxxxx はクライアントからの要求を受け付けるポート番号を、 SERVER=yyyy はクライアントと通信するためのプロトコル名を指定しています。

b. キャッシュの有効期限や保存期限は、EXPIRE および CRON パラメタで制御できます:

    EXPIRE=1d CRON="0 * * * * -expire 2d"
c. DeleGate は暗黙的に、DeleGate のホストと同一のネットワークからのアクセス のみを受理します。以下のようにPERMITパラメタで、許可すべきホストやネット ワーク、ドメインを明示的に指定できます:
    PERMIT="*:*:host1,123.123.123.123/255.255.255.0,*.my.domain,!bad.my.domain"

ちょっと詳しく知っときたい

01. デバッグモードで実行する (フォアグラウンドで実行,ログをコンソールに出力):
    delegated -v ...
02. 8080番ポートで動作しているDeleGateサーバを終了させる:
    delegated -P8080 -Fkill
03. 設定パラメタを指定したURLからロードして使用する:
    delegated +=http://server/path/of/parameters.txt
04. クライアントからの要求を受理するネットワークインターフェイスを限定する:
    delegated -Phostname:8080 SERVER=http
05. ホスト名/IPアドレスの検索に用いるレゾルバの試行順序を制御する:
    RESOLV=dns,nis,file
06. サイト外のサーバには、Socksサーバ経由で接続する:
    CONNECT="cache,socks:*:!*.my.domain" SOCKS=sockshost
07. 全ての要求を他のプロキシに転送する:
    PROXY="proxyHost:8080:*"
08. 特定の目的サーバ向けの要求だけ他のプロキシに転送する:
    PROXY="proxyHost:8080:!*.my.domain,!*.near.domain"
09. 任意のTCPプロトコルを特定のサーバへ中継する:
    SERVER=tcprelay://serverName:portNumber/
10. 任意のTCPプロトコルによる通信を他のDeleGateに転送する:
    MASTER="delegateHost:8080:*"
11. 任意のUDPプロトコルを特定のサーバへ中継する:
    SERVER=udprelay://serverName:portNumber/
12. DeleGateの目的サーバを固定し、DeleGateを元サーバとしてクライアントに見せる:
    delegated -P80 SERVER=http://httpserver/
13. クライアントに中継するニュースグループを限定する:
    delegated -P8119 SERVER=nntp://nntpserver/comp,misc,news
14. 複数のサーバを併合して仮想的に一つのサーバとしてクライアントに提供する:
    SERVER=nntp MOUNT="= nntp://serv1/comp" MOUNT="= nntp://serv2/misc,news"
15. HTTPクライアントをNNTPサーバにアクセスさせるゲートウェイ:
    SERVER=http MOUNT="/news1/* nntp://ns1/*" MOUNT="/news2/* nntp://ns2/*"
16. DeleGateをHTTPの元サーバとして使用する:
    -P80 SERVER=http MOUNT="/* /usr/local/www/*" REMITTABLE=file
17. このDeleGate経由で到達可能な目的ホスト/ネット/ドメインを制限する:
    PERMIT="*:*.reachable.domain:*"

Yutaka Sato <ysato AT delegate DOT org>